軍用地とは

投資や相続税対策で
注目される軍用地

軍用地とは、一般的に米軍基地や自衛隊基地に使用されている土地を指します。
グンヨウチウリバWEBサイトでは、主に沖縄県内にある米軍基地、自衛隊基地及び那覇空港用地の事を指しています。

軍用地は国が借主

沖縄の軍用地は、個人が所有している土地が多く、国がその所有者から土地を借りて米軍基地や自衛隊施設として使用しています。
国と土地所有者との間で賃貸借関係が結ばれており、国から所有者へ毎年、借地料が支払われており、少しづつではありますが賃料も増えています。なので、賃料収入は確実性があって安定した収入が見込めることから、投資目的として人気となっております。

借地料について

軍用地は、毎年軍用地料が国から所有者に対して支払われます。借地料の算定期間は、4月1日〜翌年3月31日。支払いは通常ですと年に2回あります。先ず1回目が、毎年8月頃に1年分の借地料が各地主の銀行口座へ振り込まれます。そして翌年2月頃には値上がり分の借地料が振り込まれます。なお、借地料は、一部の施設を除いて毎年1%前後値上がりし続けています。

軍用地取引方法について

軍用地の取引方法は、通常の土地売買とは少し変わった形で取引されています。
  • 通常の土地売買

    坪単価 X 坪数
  • 軍用地の売買

    年間賃料 X 倍率
※倍率は軍用施設の場所により異なります。
人気の軍用地では、倍率が年間賃料の60倍以上になることもあります。

倍率とは

軍用地の売買時に使用される「倍率」ですが、最初は混乱される方が多く、よく質問がございます。
簡単に説明しますと土地売買の時は
坪単価×坪数で売買金額が算出されます。
軍用地の場合は
坪単価を「年間賃料」に、
坪数を「倍率」

置き換えれば分かりやすいです。
倍率は市場の動向で左右されますが、近年は投資や相続税対策の影響でかなり高倍率で推移しております。
また、倍率は軍用地の返還可能性にも左右されるところがあります。
「明らかに返還されない」と思われるところは高倍率になり、「返還される可能性が高い」ところは低倍率となります。

軍用地売買のメリット

安定資産

通常の投資物件(アパート、マンション等)と違い、空室、維持管理等のリスクが一切なく、国(日本政府)が借主の為、安定した収益が見込めます。

確実な資産形成

建築物は減価償却に伴い、資産価値が落ちていくが、軍用地の地料は、ほぼ毎年値上がりしている。利回りこそ高くはないですが、安定した資産形成を図れます。

スムーズに現金化

軍用地は長期的に安定した収益が得られるため、不動産投資の中でも人気が高く、換金性が高い。通常の収益物件と比べると、早く考慮する条件が比較的少ないため、スムーズに売却する事が出来ます。

担保評価が高い

毎年確実に収益を上げる軍用地は、県内の金融機関では担保として評価されています。軍用地の地主に対する軍用地主ローンという商品も用意されています。

相続税対策に有効

軍用地は、借地のため相続財産としての評価が低くなります。そのため、現金で相続した場合よりも大きな節税効果が見込めます。

軍用地売買のデメリット

返還リスク

軍用地が返還されると、借地料の支払いは無くなります。但し、返還が決定してから引き渡しまでの間は、借地料と同等の補償金が支払われること、返還後の跡地利用計画によっては、地価高騰する場合もあるため、一概にデメリットと言えなくなってきています。

安定資産であるが故の低リスク

利回りは、2%前後と投資の中では高くありません。但し、銀行預金の金利が1%未満の現状では、現金を銀行預金しているよりは、かなりお得な資産運用であることがご理解いただけるかと存じます。